セッティングと挙動 のバックアップ差分(No.9)


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Project CARSはレーシングシミュレーターなので、車のきめ細やかなセッティングが可能です。

#ref(fuel.jpg)

まず最初にやることはガソリンを減らすことです。
デフォルトの状態では90リットルも積んでいることがあります。
無駄なガソリンを積んだままレースを戦うのは大きな重量ハンデです。
大体30リットルぐらいに設定するといいでしょう。もちろん少なければ少ないほど速く走れます。

#ref(TireI.jpg)
空気圧はタイヤ表面温度との兼ね合いになります。
2周ぐらいしてもタイヤ温度が上がらず、画面右下のマークが青色のままだった場合は空気圧を下げてください。
緑色が調度良い温度です。空気圧が低いほうがグリップが上がりますが、
空気圧はタイヤ表面温度との兼ね合いになります。画面右下のマークが緑色の場合は調度良い温度です。
コースを1周してもタイヤ温度が上がらず、青色のままだった場合は空気圧を下げてください。
空気圧が低い方がグリップが良くなる場合が多いですが、
タイヤが加熱しすぎてマークが赤くなってしまう場合は空気圧を上げてください。

#ref(setup.jpg)

サスとアライメントの調整は、基本的にアンダーステアやオーバーステアを
ニュートラル(もしくは弱アンダー)に近づける作業になります。

アンダーステアが強くてハンドルを切っても曲がりきれない場合は、以下の対処を行います。
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*フロントの空気圧を下げる。
*フロントの車高を下げる。
*フロントのバネを弱くする。
*フロントのダンパーを弱くする。
*フロントのスタビライザーを弱くする。
*フロントのキャンバーを増やす
*フロントのダウンフォースを強くする(調整できる場合)
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オーバーステアが強くてすぐにスピンしそうになる場合は、以下の対処を行います。
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*リアの空気圧を下げる。
*リアの車高を下げる。
*リアのバネを弱くする。
*リアのダンパーを弱くする。
*リアのスタビライザーを弱くする。
*リアのキャンバーを増やす。
*リアのダウンフォースを強くする(調整できる場合)
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路面が荒れているサーキットや公道を走る場合、サスを固めすぎるのは禁物です。
路面が荒れているサーキットや公道をレースカーで走る場合、サスを固めすぎるのは禁物です。
路面にしっかり追従する良く動くサスにセッティングすることで、
グリップが増し楽に速く走れる車にセットアップすることが出来ます。
反対に、サスの柔らかいロードカーで舗装の良いサーキットを走る場合は固めた方が走りやすいでしょう。

SWAY BARはスタビライザーのことです。強めることによって車体のロールが抑えられ、
コーナーリング時アウト側のタイヤだけに負担がかかりすぎるのを防止してグリップ力を確保し、
シケインなどの切り換え時もボディの揺り返しを抑えることができるのでコーナーリングが安定します。
特に箱車(GTカーやツーリングカー)にとっては非常に重要なセッティングの一つです。

BUMP STOPは、サスペンションがフルボトムした時のストッパーのゴムのことです。
0にするとフルストローク動きますが、数値を上げるとサスのストロークを規制し
ボトム付近のバネを固くするような効果があります。

また、ブレーキング時にオーバーステアになってしまう場合は、ブレーキバランスをフロントよりに、
アンダーステアになる場合はリアよりにしてください。
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キャスターアングルを増やすことにより直進安定性が増えます。
ストレートが多いサーキットでは楽になるでしょう。
反対にキャスターアングルを減らすと回頭性が上がりますが、直進性が下がります。

キャンバーアングルは加速・減速時と、コーナーリング時のグリップ力の割合が変わります。
キャンバーを多めにマイナスにするとコーナーリング時のグリップが増しますが、
キャンバーを多めにマイナスにすると、コーナーリングで大きな横Gがかかった時のグリップが増しますが、
前輪はブレーキング時に滑りやすくなり、後輪は加速時にホイールスピンしやすくなります。

つまり、回り込んだコーナーが沢山あるサーキットはネガティブキャンバーを多めにセットし、
つまり、長い時間横Gに耐えながら回るコーナーが沢山あるサーキットはネガティブキャンバーを多めにセットし、
いくつかのストレートを小さいコーナーで繋いだストップ・アンド・ゴーサーキットの場合は、
ネガティブキャンバーを少なくすると良いでしょう。

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デファレンシャルギア(LSD)の説明です。

#ref(lsd.jpg)

Limited Slip Acceleration Lockは、
アクセルを開けた時のロックの強さです。
加速時にイン側にある駆動輪のホイールスピンを防げますが、強くし過ぎると縁石やダートに触れるだけでスピンします。
加速時イン側のホイールスピンが気にならない車の場合は最弱でOKです。

Limited Slip Deceleration Lockは、
アクセルを抜いた時のロックの強さです。
減速時の直進安定性に効果がありますが、強すぎるとコーナーリング初期の回頭性が落ち曲がりにくくなります。

Limited Slip Preloadは、常時かかっているロックの強さです。
走行が不安定な場合はかけてもいいですが、もちろんかけ過ぎは禁物です。
走行が不安定な場合はかけてもいいですが、
基本的にデフのロックを強くすると車が曲がりにくくなっていくので、かけ過ぎは禁物です。

デフの設定は、なるべく弱い方が不意のスピンが防げるため、
デフの設定は、なるべく弱い方が不意のスピンが防げますし曲がりやすいため、
内側タイヤのホイールスピンのロスが多少あったとしても、
レースをミス無くコンスタントに走れるようになり成績も安定します。
極端な話、LSD設定を0にすると片輪縁石に乗った状態でフルスロットルにしてもスピンしなくなります。

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ウイングなどでダウンフォースを調整できる車の場合は、前後ともなるべく強くすることをおすすめします。
(ル・マン24時間サーキット以外)
サーキットはストレートよりもコーナーの数の方がずっと多いため、
ダウンフォースは強ければ強いほど楽に速く走れます。

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トーイン設定は車の直進性と初期回頭性に影響があります。
デフォルトでは回頭性を重視したトーアウトになっていることが多いですが、
ストレートで直進性不足で蛇行を感じた場合は、0.2~0.6度トーインにすると改善されます。

トーインを付け過ぎるとステアリングのニュートラル付近の不感帯が増え、
左右のタイヤが横滑りしながら直進するような状態になり、タイヤの負担と抵抗が増えてしまいます。
トーイン0度設定は走行抵抗が最も少なくなり、ストレートスピードが稼げるのでオススメです。
トーインやトーアウトを付け過ぎると、ステアリングのニュートラル付近の不感帯が増え、
左右のタイヤが横滑りしながら直進するような状態になり、タイヤの負担と走行抵抗が増えてしまいます。

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ドリフト用の設定
ゲーム設定でDriving Assists Allowedを Realにしてから、
車の設定でTraction Control Slipを最弱にすると出来るようになります。

#ref(Drift.jpg)

ドリフトがやりやすい車
McLaren F1
BMW M3 GT
FORD MK IV

そこそこドリフトが出来る車
アストンマーチン
BAC MONO
BMW M3 E30 GroupA
Gumpert Apollo